アーセナル/冨安健洋・DF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
10/21(土)25:30 チェルシー 2-2 アーセナル | 後半0分IN | 0 | 0 |
日本代表帰りの冨安は、好調スターリングの対応に苦しんでいて、前半11分にイエローカードを貰っているジンチェンコに代わって1点ビハインドの後半頭から出場。アルテタ監督は早めに冨安を起用し後半からチームの立て直しをはかる。左SBながら、攻撃時は中央にポジションを取りビルドアップに貢献した。
ジンチェンコが手を焼いていたスピードスターのスターリングに対してスピードで勝ちきり、球際でもボールを奪い取る強さを披露する。今季、シティから完全移籍で加入したU-21イングランド代表MFパーマーもきっちり抑えてチームとしての安定感をもたらす。攻めではコーナーキックからのこぼれ球をシュートするも相手に当たって外れる。しかし、判定はゴールキックとなるが、これには珍しく冨安が猛アピールするも覆らず。又、フリーキックのチャンスではゴール前でヘディングシュートを放つなど空中戦でも威力を発揮し存在感を見せる。試合はアーセナルが後半2点ビハインドから同点に追いつきドロー決着。
英イブニング・スタンダード紙電子版の採点で冨安は、試合のMVPに選ばれたライスと同じチーム最高タイの7点を獲得。「後半のアーセナルのベストプレーヤーの一人。スターリングにうまく対応し、攻撃ではマルティネッリと連携した」との寸評がついた。
アルテタ監督も「冨安は本当によくやった。トミには右も左もあまり関係ない。それが彼の最高の特徴の一つだ。彼は多才で、彼のような選手がいるのは嬉しい」と賞賛している。
次節は24日のチャンピオンズリーグのアウェイでのセビージャ戦をはさんで、28日のホームでのシェフィールド・ユナイテッド戦。後半からの途中起用が続く冨安だが、守備に安定感をもたらすパフォーマンスで着実にアピールを続けている。何でもできてしまうから便利屋的に試合のウィークポイント的なポジションに使われ続けて欲しくない。果たして、冨安の次節スタメン出場はあるのか?
冨安健洋ダイジェスト動画
ブライトン/三笘薫・MF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
10/21(土)23:00 マンチェスター・C 2-1 ブライトン | スタメン フル出場 | 0 | 0 |
10月の代表ウィークを体調不良で欠場していた三笘薫が、およそ2週間の休養を経て元気な姿をサポーターに披露した。相手は3連覇中の絶対王者マンチェスター・シティとのアウェイ戦で、マッチアップする相手は以前、「対峙してきた中で一番強かったディフェンス」を問われ、名を挙げたイングランド代表DFウォーカー。
三笘はいつも通り左サイドハーフで先発。69分にタイミング良く抜け出し、GKオルテガと1対1になった場面はモノにできなかったものの、ウォーカーとのデュエルでは互角に渡り合い、得点シーンではそのウォーカーを抜き去りファティの反撃弾を呼び込んだ。アシストにはならなかったが、ほぼ三笘のアシストである。三笘はサイドに張り付くだけでなく、中央でもボールを受け突破を試み、スイス代表DFアカンジのイエローカードを誘発している。後半24分にはコーナーキックをクロアチア代表DFグバルディオラに競り勝ちヘディングシュートを放っている。ポジション的にイングランド代表MFフォーデンとデュエルする場面が何度かあったが、三笘に対応しきれず苛つくシーンも見られた。
フル出場した三笘はボールタッチ40回、パス成功率22本中18本(成功率82%)、シュート3本(うち枠内2本)、ドリブル成功4回中4回(成功率100%)、地上戦デュエル勝利数10回中9回、空中戦デュエル勝利数3回中1回、ポゼッションロスト8回、被ファウル4回という成績だった。
地元メディア「Sussex Word」は、この試合に出場した選手たちを10段階で評価した。三笘にはチームで3番目の高評価となる「7」が与えられた。三笘は「前半、失点して、いつも通りの難しい展開になった。ギアを入れるのが遅い」と残念がった。得点シーンを振り返り、「前半からあれをやっておけばもっと変わった」と反省した。
次節は26日のヨーロッパリーグのホームでのアヤックス戦をはさんで、29日のホームでのフラム戦。デ・ゼルビ監督は、これまで過密日程となっても替えの効かない選手としてダンク、グロスとともに三笘を出場させてきている。今回、代表ウィークで2週間休養を取り「100%できます」と頼もしく宣言。「厳しい戦いになるが、本当にチームを助けないといけない」と気を引き締めた。
三笘薫ダイジェスト動画
リバプール/遠藤航・MF
試合結果 | 出場状況 | 得点 | アシスト |
10/21(土)20:30 リバプール 2-0 エバートン | 出場せず | 0 | 0 |
遠藤航はベンチ入りするも出場なしに終わった。この試合の中盤はアンカーにアルゼンチン代表MFマクアリスター、インサイドハーフにオランダ代表MFフラーフェンベルフとハンガリー代表MFソボスライ。マクアリスターは10月17日にアルゼンチン代表の一員としてワールドカップ南米予選第4節ペルー戦(2-0)にフル出場しての強行出場だったなか、日本代表の活動に参加していた遠藤はピッチに立つ機会はなかった。
本来のポジションとは異なる、守備的なアンカーの役割を担っているマクアリスターに関しては、「これまで期待に応えることができてない」とリバプール専門サイトが言及している。この試合のように、対戦相手が守備的戦術を採用してきた際、マクアリスターのアンカー起用は3列目からのチャンスメイクやスルーパスなどの効果を発揮することになる一方、今後攻撃力を備えたビッグ6との対決などでは、遠藤の守備能力も必要となってくるはずだ。
次節は26日のヨーロッパリーグのホームでのトウールーズ戦をはさんで、29日のホームでのフォレスト戦。過密日程となるリバプールだが、遠藤のスタメン起用はあるのか。
このウェブサイトは株式会社WASABIZによって運営されています。無断複製、転載を禁止します。
Comments