スコットランド・プレミアシップのハーツは、ヴィッセル神戸FW小田裕太郎を獲得したことを発表した。
双方は3年半契約を締結したとのことで、移籍金は公表されていない。
小田は、洲本第一小学校1年時にサッカーを始め、洲本FCで6年間プレー。
中学校入学後は、ヴィッセル神戸のアカデミーに所属し、2016年から世代別の日本代表にも選出されるようになる。
2019年3月には、ヴィッセル神戸U-18所属時にトップチームに2種登録され、同年4月24日のルヴァンカップ・グループステージ第4節のセレッソ大阪戦でトップチームデビューを果たした。
2020年シーズンより、トップチームに昇格を果たし、9月26日のJ1第19節のコンサドーレ札幌戦でリーグ戦初得点を果たした。
今シーズンは、出場機会を増やしAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメントラウンド16の横浜F・マリノス戦では決勝ゴールを決めて、大舞台で目立った活躍を見せた。
和製ムバッペという異名を持つ通り、181cmの長身に圧倒的なスピードを併せ持ち、得意のドリブルで相手陣地を切り裂いていき得点を奪って行くスタイル。
小田がスペースに走り込むと、何か起きるのではないかというワクワクを観客に抱かせるほどの魅力があり、長身も相まってピッチ上での存在感とオーラは華々しいものを放っている。
ハーツは、20試合を終えてスコットランド・プレミアシップの3位と、2位と3位に与えられるUEFAヨーロッパリーグ予選1回戦の出場権ラインに位置付けており、勝ち点3差と迫っている4位以下のチームを振り払い、欧州リーグへの出場権をどうしても得たいところである。
現在、20試合で15得点と猛威を振るっているローレンス・シャンクランドがセンターフォワードとして構えている中、3トップの一角を奪取するのは困難であると予想されるが、小田の驚異的な運動神経を生かしたスピードでピッチ上を駆け回り、ハーツをより高みに持ち上げる活躍を見せてくれるか見ものである。
また、FW古橋亨梧、FW前田大然、DF旗手玲央がレギュラーとして活躍しているセルティックとの対決は、日本人同士とのマッチアップや得点レースが予想され、よりプレミアシップの楽しみが増えたのではないか。
ハーツは、今後も日本人選手を多く獲得すると話しており、どのような選手の移籍が実現するのか注目である。
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