1月28日、コンサドーレ札幌を契約満了で退団したMF檀崎竜孔 が、スコットランド1部のマザーウェルFCに移籍をすることが発表された。
マザーウェルの発表によると、2025年夏までの2年半契約を結んだとのこと。
檀崎は、2000年生まれの22歳とまだ若く、青森山田高校時代には1年時からスタメンを張り、2年時は10番と並んでチームのダブルエースナンバーである7番を背負い、高校サッカー選手権で優秀選手賞を受賞。
3年時にはキャプテン兼エースナンバー10番を背負い、チームの顔として名門を引っ張る活躍を見せる。
2019年からコンサドーレ札幌に加入し、2020年11月にはAリーグ(オーストラリア)・ブリズベン・ロアーFCに期限付き移籍し、初の海外移籍で9ゴールを上げる活躍を見せた。
2021年後半はジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍したものの、怪我に泣かされて、2022シーズンに札幌へフック後も出場機会に恵まれないことから、夏にブリズベン・ロアーFCへ2度目の期限付き移籍をしていた。
檀崎のプレースタイルは、攻撃IQの高さであり、174cm63kgと決して大きくない体格でありながら、ファーストタッチで相手を交わすテクニックや、ボールを足元で収めると思いきやあえてスルーをしてディフェンスを交わすなど、攻撃センスが高く、自らゴールを決めるだけでなく、チームメイトを生かすスルーパスのスキルも異常に高い選手である。
そんな檀崎が移籍するマザーウェルFCは、スコットランド中部の都市マザーウェルに拠点を置いており、かつてはスコットランドにおける製鉄の中心地であることから、チームは「Steelmen(鉄の男)」という愛称で愛されている。
昨シーズンは5位と上位陣に食い込んだが、今シーズンは23試合終了して11位と低迷しており、このままシーズンを終了すると2部の2-4位のクラブ間で行われるプレー推す勝者との入れ替え戦に勝たないと、1部に残留ができないという状況である。
また、リーグ戦において昨年10月のvsダンディーU戦以来、勝利から遠ざかっており、若手ながら豊富な海外経験からチームの危機的状況を救う活躍ができるか期待がかかる。
檀崎は、コンサドーレ札幌の公式サイトにて、「結果を出し、皆さんの耳にビックニュースを届けられるように頑張ってきます。」とコメントしている。
今後、同じリーグに所属しているFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手玲央らを侑するセルティックや、FW小田裕太郎侑するハーツとの日本人対決は要注目であり、高いレベルでどこまで通用するのか見ていきたいため、まずは残留に向けて救世主となれるか。
マザーウェルのキャプテンである、GKリアム・ケリーの言葉を借りるなら、「ピッチ上にポジティブなエネルギーと態度をもたらしてくれること」を期待したい。
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