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サッカー太郎

プレミアリーグ2023ー2024 第11節 日本人選手ダイジェスト

アーセナル/冨安健洋・DF

​試合結果

​出場状況

得点

アシスト

11/4(土)26:30-セント・ジェームス・パーク

ニューカッスル 1-0 アーセナル


スタメン

フル出場


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プレミアリーグ優勝チーム予想

  • 0%マンチェスター・C

  • 0%アーセナル

  • 0%ニューカッスル

  • 0%マンチェスター・U

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■リーグ戦約2か月半ぶりのスタメン出場。守備で存在感を示すも攻撃では物足りなさが!


 10月のクラブ月間MVPに選出された冨安はミッドウィークのリーグ杯4回戦のウェストハム戦(1対3で敗戦)に後半12分から途中出場している。今節は直近のリーグ戦で6試合無敗と好調を維持する“難敵”ニューカッスル戦。リーグ戦では途中出場が続いていたが、好調なパフォーマンスを評価されてリーグ戦約2か月半ぶり、今季2度目のスタメン出場を果たした。


 この試合は左SBでスタートした冨安。前半の守備では対峙した相手右MFの好調アルミロン、右SBの元イングランド代表のトリッピアーと互角にやりあう。数的不利な状況でもスピードで対応して決定機を作らせない。又、激しいプレスからボール奪取してシュートを放つも、これは相手DFに当たってコーナーキックになる。MFライスとの連携で中に位置取りすることもあれば、外に開いて展開する場面もありと冨安のユーティリティ性が遺憾なく発揮された前半であった。後半はニューカッスルの右SBだったトリッピアーが左SBにポジション変更したことにより、守備への負担が減った。後半28分にベン・ホワイトに代わりジンチェンコが入ったことにより、冨安は右SBへポジションを移した。守備重視の姿勢からチャンスがあればオーバーラップして攻撃参加するも得点には至らなかった。

 

 随所で激しい攻防が目立つ展開の中、お互い決定打を欠く状態が続く中で試合を動かしたのは64分ニューカッスルのアンソニー・ゴードン。左からの展開からのこぼれ球を流し込み貴重な得点を挙げる。アーセナルは今季リーグ初黒星を喫して勝ち点を伸ばせず、順位を4位へ落としている。


 守備では、ニューカッスル自慢の右サイドの攻撃を封じたことには一定の評価が得られた冨安だが、攻撃面ではファイナルサードでのアクセントが足りなかったことが指摘されている。この試合ではサイドのマルティネッリ、サカの個人技による打開に頼っていた感が否めなかったアーセナル。サイドレーンのもう1つ内側の「ハーフスペース」を使う中央から崩すアイディアが欲しかった。冨安は左SB時は偽サイドバックとしてハーフスペースに位置取りする場面が多々あったが、ボールを呼び込むことも少なく、ボールを貰ってもそこからアイディアある展開は皆無だった。冨安にそこまで求めるのは酷かもしれないが、プレミアリーグの強豪チームで生き残っていくためには必要な要素かもしれない。


 今週は8日にチャンピオンズリーグのセビージャ戦がホームで開催される。同グループのPSV対RCランス次第だが勝てば決勝トーナメントが決まり、その後の試合が進めやすくなる。過密日程が続くアーセナルにとって勝ち上がっていくためには、こういった要素も不可欠となってくるだけに落とせない一戦となる。11日のリーグ戦では第12節のバーンリー戦がホームで開催される。アーセナルにとって必要不可欠な存在になっている冨安。フル稼働が続くが怪我だけには細心の注意を払って出場してほしい。



冨安健洋ダイジェスト動画



ブライトン/三笘薫・MF

試合結果

出場状況

得点

​アシスト

11/4(土)24:00-グディソン・パーク

エヴァートン 1-1 ブライトン

​スタメンフル出場

0

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■同点オウンゴール誘発。三笘がブライトンの同点ゴールを得意の切り返しから演出!


 リーグ杯で敗退しているブライトンはミッドウィークの試合はなく、前節29日のフラム戦から1週間ぶりの試合になった。相手は1日のリーグ杯4回戦バーンリー戦から中2日のエヴァートン。リーグ戦直近4戦未勝利のブライトンはプレミアリーグ史上初、開幕戦からの10試合すべてで得点と失点を記録したチームとなった。プレミアリーグ全試合で得点している攻撃力は魅力的な一方で、毎試合失点してしまう守備面の不安定さはサポーターも気にするところ。そんなブライトンのシステムだが、前節の「3-4-2-1」から、いつもの「4-4-2」に戻し、三笘も定位置の左ウィングでの先発となった。 


 ブライトンの攻撃の生命線である三笘のドリブル突破は開始5分に訪れた。グロスの縦パスを鼻先で受けた三笘は、そのまま軽やかなフットワークからトップスピードに乗る。対峙する相手右SBのヤングに走り勝ち、背後を取ると、カバーに来たタルコスキーもわずか2タッチで抜き去った。ゴールライン際の最深部に進出すると右足アウトで折り返したがゴールには結びつかなかった。この日、左SBで先発出場したのは本職が右SBか守備的MFの元イングランド代表のミルナーだが、明らかに三笘との縦関係が円滑ではなかった。ミルナーがサイドの高い位置を取るために、その分三笘は中にポジションを取る機会が多くなった。守りが堅いエヴァートンに1点を先行されて苦しい展開となったが、後半は前半に比べると三笘が得意の左サイドからドリブル突破する場面が増える。そして後半39分、ヤングとともに三笘のマークについていたMFハリソンとの1対1に持ち込み、中央に切り込むと見せかけトレードマークの深い切り返しで縦に抜けると、左足で強烈なクロスを放った。このボールがハリソンの奥で守っていたヤングの右ひざに当たって角度を変えると、ふわっとしたループボールとなり、イングランド代表GKピックフォードの頭を越えてゴールに飛び込んだ。三笘は右の拳を激しく振って雄叫びを上げながらブライトンサポーターの前を横切った。試合はこのまま引き分けで終わり、勝ち点を1つ伸ばし7位をキープしている。


 アウェイの敗戦からチームを救った三笘は試合後、最終的に守備が固いチームをこじ開けたことは「自分の中でも少しづつ縦のところも行けるようになっている」と、コンディションの良化をアピール。今後も続く連戦に「とにかく切り替えて、フィジカルのコンディションを整えることです」と、すでに次戦の勝利に目標を定めていた。 


 次節は12日のホームでのシェフィールド・U戦だが、ミッドウィークにヨーロッパリーグのアヤックス戦がアウェイで開催される。グループBは混戦が続いているが、前節ではホームでアヤックスに2対0で勝利している。過密日程が続いているブライトンだが、三笘もフィジカルコンディションの重要性を語っていた様に、リフレッシュしてベストなパフォーマンスを見せて欲しい。



三笘薫ダイジェスト動画


  

リバプール/遠藤航・MF

試合結果

​出場状況

​得点

​アシスト

11/5(日)25:30-ケニルワニス・ロード

ルートンタウン 1-1 リヴァプール


出場なし

​0

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■リーグ杯ボーンマス戦に続く先発はならず。リーグ戦では8試合連続のベンチスタート。


 4日前のボーンマス戦ではアーノルドと交代する60分までプレーした遠藤だが、あまり見せ場を作れぬまま退いた。この試合でもベンチスタートとなり、アンカーにはマクアリスターが入った。結局、この試合で遠藤の出番はなく、試合も、わずか1勝で下位に低迷する昇格組相手に引き分けた。


 この試合でもアンカーの位置にはマクアリスターが入ったが、試合結果が物語っている通り、守備面ではインパクトを残せていない。54分には自分のミスを取り返そうと後ろからのファールでイエローカードを貰ってしまい、次節は累積警告で出場停止となってしまう始末だ。


 9日のミッドウィークにはヨーロッパリーグのアウェイでのトゥールーズ戦がある。前回の対戦ではリヴァプールでの初ゴールも決めている遠藤にとって縁起の良い相手にスタメン出場なるか。

 

 次節は12日ホームでのブレントフォード戦だが、マクアリスターが累積警告で出場停止になる。今までアンカーでスタメン出場を続けているマクアリスターの代役は誰になるのか楽しみだ。



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